遺産相続や遺言は、一般の人ではない資産家が行うものだと実際に思われていらっしゃる方も多いです。
確かに莫大な遺産や財産がある場合の相続は、相続争いとなるケースもございます。しかし、現代の遺産相続は、莫大な遺産争いのためでなく、故人様の意向を最大限に尊重し、効率的に相続を行うために有効な手段の1つであるということを是非知っていただければと思います。
相続が発生した場合、故人様が何年も前から綿密に計画を立てて、もし自分に万が一のことが起こったら、相続をどのように行なって欲しい意向があるのかを「遺言」によって準備しておくことで、スムーズな相続が行われるケースもあります。
これは、遺産があるからということでなく、故人様が遺産をどう使って欲しいのか、を明確にするために、遺言という手段を使うことで、遺言の効力によって相続を進めることができるからです。
さらに遺言では、婚外子で生まれた子の認知についても、効力が認められます。これは、テレビドラマや映画などで大きく取り上げられることがあるので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
子の認知については、遺産の分配に比べると遺言書を手段を選ばれる方の割合は少なくなりますが、このように遺言を用いた方法には大きな効力があることをご理解いただけると思います。
ただし遺言書の作成には、きちんとした手順がございますので、無効とならない遺言書の作成ために、専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。
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